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銅版画による色彩の研究と、アートを通した心豊かな暮らしを提案するために版画を制作しています。
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ウフィツィ美術館を10時15分に予約してあるので、それまで随分時間があり、それまでフィレンツェの街をふらふらと歩く。
石造りの塔のある建物があり、守衛さんが二人で居る。
バルジェッロ国立博物館。
時間があれば寄ろうと思っていただけに、好都合。

入ってみるとぶったまげました。
ルネサンス彫刻の宝庫ではないですか。

1階にはミケランジェロのバッカスがありました。
受験勉強の時、何度もデッサンをしたブルータスもありました。
ブルータスのカエサルを殺す意志の強さと心の痛みを90°にひねった首で表現しているのだとか。
このポーズ、長時間すると結構厳しいものがあります。
思っていたよりしっかりノミの跡が残っていてミケランジェロの息づかいを感じて感激。

上の階に行くとドナテッロのダヴィデ像。
そして後ろを振り返ると、同じくドナテッロの聖ジョルジョ。
ダヴィデ像は、こんな少年がゴリアテの首を切れちゃうのと思わざるを得ないぐらい、色っぽい像でした。

聖ジョルジョは全身石膏像が大学にもあってなんとも不思議な気分でした。
しかし、なによりここの部屋にはドナテッロの作品がたくさんあって立ち止まったり、歩き回ったりしているだけで幸せな気分を味あわせてくれます。

さらに上の階にはヴェロオキオによるダヴィデ像まであり、より詳しく見るチャンスがあります。
ともに2つとも美術の教科書には載っている作品。

なにより2つとも官能的。
ヴェロッキオはドナテッロのダヴィデを見ていたのでしょう。
うっとりと見ていると、うっかりウフィツィ美術館の予約時間を過ごしてしまいそうでしたので、大慌ててでその場を立ち去ったのでした。


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プロフィール
HN:
yusuke-okamura
年齢:
45
性別:
男性
誕生日:
1979/02/15
職業:
版画家
趣味:
大道芸
自己紹介:
銅版画による色彩の研究と、アートを通した心豊かな暮らしを提案するために版画を制作しています。
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