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銅版画による色彩の研究と、アートを通した心豊かな暮らしを提案するために版画を制作しています。
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昨日はバカンスのど真ん中、土曜日さらにフェラゴスト(聖母被昇天の祝日)ということでイタリア中がお休み。
ローマ、人がほとんど居ません。
当然お店もほっとんどお休み。
もしかしたらローマ人よりローマ以外からやって来た観光客の方が多いかもしれない。
こんなに人、車の少ないローマは初めて見ました。

さて話は戻ってミラノの話。
正直、ローマ、ヴェネチアを訪れた後ではそうミラノに驚かない。
イタリア1、都会と言われるミラノなので、多分、価値観が日本に近いからだと思う。


ブレア国立絵画館
有名なマンテーニャの「死せるキリスト」がある。
カラヴァッジョやたくさんの絵画もあるのだけれどイマイチ心が魅かれない。
なんでかな。
面白かったのは、収蔵庫や修復室があるのだけれど、ガラス張りになっていてなかで作業しているのが見える。
収蔵庫もラックに作品が掛かっていて、一番手前の作品には展示してますよ、ということでキャプションが付いている。
ロープで仕切られ入ることの出来ない展示室に近現代美術コレクションあるのが見える。
ポリアコフがあるのが見える。
見たいけど、閉まっていて見れない。
残念。

アンブロジアーナ絵画館
ラファエッロの「アテナの学堂」(ヴァティカン美術館にある絵)の下絵がある。
下絵に転写する為の穴がポツポツあいていて興味深い。
さすがにカラヴァッジョの「果物籠」は良い。
背景の黄地は金箔だと思っていたけど、絵具で塗っていて、そうなんだという感じ。
意外にしっとりしている雰囲気。

ポルディ・ペッツォーリ美術館
派手さがないので、落ち着いて見られて気に入った美術館。
ボッティチェリの「聖母子」も良いけど、ボッライウォーロの「若い貴婦人の肖像」は見入ってしまう素晴らしさ。
丁寧に描かれているので、十分な鑑賞に堪えうる画面。
落ち着いたテンペラの雰囲気っていいなぁ。

スフォルツァ城の市立博物館
城内に絵画、彫刻、陶器、楽器、その他様々なコレクションがあって面白い。
なかでもミケランジェロの「ロンダニーニのピエタ」が最高に良い。
キリストの横にもう一つの腕があるのが、様々な想像を巡らせれて面白い。
物理面、精神面の両方向性から考えることが出来る。
これだけをヒントにシリーズで作品を作れそうな強いインスピレーションを貰うことができた。
なぜ、そこに腕があるかっていう理由は、よく知られているらしいので省きますが、そういう制作方法もあるのかと、これまた目から鱗。
この作品は見るべきです。


観光の中心地、ドゥオーモは白い大理石製だけどよく見ると様々な色の大理石を使用しているので、ずっと見ているとどんどん色が変わって美しい。


屋上にも登りました。
トゲトゲでした。

ブレア絵画館の中にはアカデミアがあるので、その周辺(ブレア地区)には画廊や画材屋が点在しています。
画廊ではモランディの良いのが展示してありました。
欲しかった。
画材屋ではこんなコレクションがディスプレイされていました。


版画家垂涎です。

さすがにミラノ、お洒落なデザインショップがたくさんあります。
わくわくします。
食べ物のレベルも高くて嬉しい町でした。

ちなみに最後の晩餐は予約が1ヶ月先まで一杯ということで見ることが出来ませんでした。
残念。

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プロフィール
HN:
yusuke-okamura
年齢:
45
性別:
男性
誕生日:
1979/02/15
職業:
版画家
趣味:
大道芸
自己紹介:
銅版画による色彩の研究と、アートを通した心豊かな暮らしを提案するために版画を制作しています。
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