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銅版画による色彩の研究と、アートを通した心豊かな暮らしを提案するために版画を制作しています。
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28日〜31日まで3日間、ポンペイ、ナポリ、カプリ島と周ってきました。

ナポリは一人で行くのが怖くて今まで躊躇していましたが、友達が行くというので、またもや便乗。
おかげで無事に帰って来れました。

ローマより2時間ほど、昼前にナポリに着く。
意外な事にローマからだとフィレンツェよりナポリの方が近いのですね。

来るまではニュースとか人の噂とかでゴミ問題とか物騒な話題をよく耳にしていたので、本当にビビっていたのだけど、来てみると思ったよりも綺麗でちょっとホッとする。
でもローマと比べると十分汚れているし怖いです。

とりあえず荷物を駅に預け、ヴェスヴィーオ周遊鉄道でポンペイへ。

駅を出てすぐにポンペイの遺跡があります。
あまりに鮮やかに世間の喧噪を断ち切るように遺跡が現れるので、一瞬あの世に迷い込んだような錯覚を覚えます。


向こうに見える山がヴェスヴィオス山。
ポンペイを火砕流で呑み込んでしまった山。

途中知り合った日本人親子に案内してもらう。
なんでも先週とかに日本でポンペイについてのテレビの特集があったとかで、それを見て行きたい!と思ってポンペイまで飛んできちゃったんだそうです。
おかげでいろんな事を教えてもらうことが出来てラッキーでした。



このように長い町がずーっと続きます。
歩いてみると、思っていたよりはるかに広い町であることに驚かされます。
じっくり歩くと1日掛かるかもしれない。


道の真ん中、一番低い所は、実は水が流れて運河になっていたそうで、下水の役目も果たしていたのだとか。
住居区域、商店の区域、祭祀する区域など様々な区域が整理されて町が構成されています。


これは大劇場。
2000年前なのですが、ひじょうに高い技術文化を持っていたことが分かります。
石の配置、デザイン、壁画などもかなり優れていることが分かります。

ポンペイというとロマンチックなイメージしかなかったのだけど、来てみるとなんだかいろんなことを考えさせられて、それがいかに甘い考えだったのかと思いました。
本当に死体にそのまま石膏をくっ付けたままで展示してあります。
骨が見えている部分もあったり、壮絶すぎて心が押しつぶされそうになりました。

つづく。

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プロフィール
HN:
yusuke-okamura
年齢:
45
性別:
男性
誕生日:
1979/02/15
職業:
版画家
趣味:
大道芸
自己紹介:
銅版画による色彩の研究と、アートを通した心豊かな暮らしを提案するために版画を制作しています。
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