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銅版画による色彩の研究と、アートを通した心豊かな暮らしを提案するために版画を制作しています。
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昨日、クイリナーレ宮(大統領宮殿)のフートリズモ(未来派)100周年記念展に行ってきました。
ずっと雨が降ったり、寒かったりの日々でしたが、ありがたいこと晴れている。

クイリナーレ宮の展覧会はものすごく気合いの入っている展覧会が多いので見応えがあります。

100周年ということでイタリア各地で関連の展覧会が開かれています。
http://enit.jp/blog/2008/12/futurismo.html

さすが開会3日目、さらに日曜日ということで、結構な人の量でしたが、思ったよりじっくりと見れました。
印象派、キュビズムに「機械、工業、近代化、速度、動力、運動、音、光、、、」を表現するというコンセプトをプラスして未来派になったのであろう変遷がよくわかりました。
1909年から1911年の間に作家のスタイルが急激に変化しているのが面白い。
良い展覧会です。

ピカソ、ブラック、レジェなどのキュビズムの作品もありました。
デュシャンの「階段を降りる裸婦」が見れたのは嬉しかった。

正直、見るまでは未来派はあまり興味の対象ではなかったのですが、見方が変わりました。
やはり現物を見ないといけないなとつくづく思う。
なによりウンベルト・ボッチョーニの煌めくような才能に魅かれる。

びっくりしたのがライティングの遊び心と言うか妙。
やるなぁ、学芸員、と感心しました。
今度、自分の展覧会でもやってみよう。

展覧会に行く度に残念に思うのは、カタログを買いたいのだけど、日本に持って帰ることを思うと断念しちゃうこと。
財産になるのだけどな。

展覧会場を出ると、外の広場で警察か軍隊か分からないけど、演奏会をしていました。
イタリア国家から始まってサーカスでおなじみの曲「剣士の入場」まで。
最後はマーチングしてクイリナーレ宮に帰っていきました。


なぜかカメラのバッテリーが切れていて、何も撮れなかったので、ヴァチカン美術館、出口に至る螺旋階段。

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プロフィール
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yusuke-okamura
年齢:
45
性別:
男性
誕生日:
1979/02/15
職業:
版画家
趣味:
大道芸
自己紹介:
銅版画による色彩の研究と、アートを通した心豊かな暮らしを提案するために版画を制作しています。
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