忍者ブログ
銅版画による色彩の研究と、アートを通した心豊かな暮らしを提案するために版画を制作しています。
[172]  [171]  [170]  [169]  [168]  [167]  [166]  [165]  [164]  [163]  [162
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

エクス・アン・プロヴァンスはセザンヌが生まれ、生涯にわたって住んだ場所。
美術ファンなら一度は訪れてみたいという場所。

でも行き方はバスしか無いと「地球の歩き方」には載っているので、とにかくバスを捕まえに駅に行く。
さっぱり分からないので駅員に聞くと「列車あるよ」とのことで、電車で行くことにする。
ガイドブックには「地図上の駅は現在列車の発着はない」と書いてあるけど、列車でその駅に45分ほどで着く。
TGVが着くのかどうかは分からないけど、各駅でも直で行けるとやはり便利。
想像していたエクスの町は人も少ない、英語も通じない、かなりの辺鄙な田舎だと思っていました。


でも、こんなのやメリーゴーラウンドとかが町中にあるし、


クリスマス前の市がたってて、観光客も沢山いるし、カフェに入ってもレストランに入ってもみんな英語ペラペラだし。
なんだか拍子抜けするほどのあっけなさ。
ガイドブックによると13万7千人も住んでいるらしいです。

インフォメーションで地図を貰いセザンヌ巡りに出かける。


セザンヌの生家。
往時のままなのかは、さっぱり分かりませんが、壁の小さい字にはセザンヌの生家と書いてあります。
この近くにセザンヌの葬られた墓地もありますが、立ち寄りませんでした。

ぐるっと町を一周してセザンヌのアトリエへ。
ローヴの丘にアトリエはあります。


丘への入り口は「こっち」という看板。


通りもその名はAvenu Paul Cezanne


「今はここでこう歩く」という看板。
凄い親切です。


途中に見えた南仏の光。
やはりちょっと違います。


これがアトリエの門の扉。
まだ閉まってる時間なので、ローヴの丘をさらに登ってセザンヌがサント・ヴィクトワール山を描いたという場所へ。


ちょっとした庭風に整備されています。
ここでこんな絵が描かれましたよという看板。


これがセザンヌが描いた風景だ!ということなのですが、曇りでサント・ヴィクトワール山が隠れて見えません。
ここに来るまで、分からなかったことですが、サント・ヴィクトワール山はかなり遠くにあるということです。
確かに、なんで手前の山に比べて色が薄いのだろうと思っていましたが、絵を見ている限りではそんなに遠くだとは思っていませんでした。

時間もいい頃だったのでアトリエに戻ります。
世界中から観光客が来るのでしょう。
パンフレットも世界各国の言葉を取り揃えてありました。
もちろん日本語もありました。


アトリエの庭。


庭からアトリエへ。

アトリエを出ると晴れてきています。
正直、先ほど登ったときにサント・ヴィクトワール山を見れなかったので、セザンヌに会えなかったような気がして残念でならなかったのです。
もう一度行けば見ることが出来るかもしれないと思い、先ほどの所まで戻ってみる。

全部は見ることが出来ませんでしたが、見ることが出来ました。


ほんのりピンクっぽい岩肌でした。
けっこう感動するものですね。

丘を居り、グラネ美術館に寄ってマルセイユに帰りました。
グラネ美術館ではセザンヌが10点(1点は日本に出張中)、ジャコメッティ、モランディなどの近代から中世の絵画、彫刻が地方の美術館の割にはたくさんありました。
気になる作品も思ったより有ってよかった。

全体の印象として2006年がセザンヌ没後100年の年だったので、それもあってなのかセザンヌの観光に関してはかなり整備されている印象でした。

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
プロフィール
HN:
yusuke-okamura
年齢:
45
性別:
男性
誕生日:
1979/02/15
職業:
版画家
趣味:
大道芸
自己紹介:
銅版画による色彩の研究と、アートを通した心豊かな暮らしを提案するために版画を制作しています。
カレンダー
11 2024/12 01
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
カテゴリー
ブログ内検索
フリーエリア
バーコード
アーカイブ
アクセス解析
カウンター
忍者ブログ [PR]