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銅版画による色彩の研究と、アートを通した心豊かな暮らしを提案するために版画を制作しています。
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ジェノヴァを発つのが1時前ということで、その間は美術館へひた走る。
昨日調べておいたので結構素直に巡れる。
駅に荷物を預けて、スピノーラ宮殿国立絵画館Galleria Nazionale di Palazzo Spinola、赤の宮殿Musei di Strada Nuovo Palazzo Rosso、カラヴァッジョ、スルバラン、リューベンスに魅かれる。2003年に秀先生も展覧会を行ったキヨッソーネ東洋美術館へ。凄い量の仏像、甲冑、陶磁器に圧倒される。よくこんなに沢山の量を持って帰ってきたなぁと荷物の量を想像するだけで驚く。建物の構造も面白かったです。秀先生のカタログをイタリアに持ってきてなかったので買う。


「空間の中の六つの形」も展示されておりました。
で時計を見るとまだ時間に余裕があったので、ヴィッラ・クローチェ近代美術館では嶋本昭三展を見に行く。
歩いて行ったけどかなり遠い所で疲れてしまう。
結局フォンタナの展覧会は見れませんでした。

ジェノヴァを出てニースで乗り換えてマルセイユに向かう。
列車は時間通りに発車する。
あまりよくなかった天気もだんだん晴れ間がのぞいてくる。
さすがにコートダジュールが近づいてくるだけのことはある。
ちなみにこの辺りの海岸のことをフランス側はコートダジュールCote d'Azur、 イタリア側はリヴィエラRivieraと言います。
森進一の「冬のリヴィエラ」のリヴィエラです。
(でもリヴィエラは英語では転じて「海岸の避寒地」という意味で使うらしいので、そっちのほうが近いのかもしれない。)
のほほんとしていると車掌はイタリア側の国境駅Ventimigliaで止まると言う。
どうもフランス側のストライキらしい。
斜め向かいの女の子がニースまで行くというので、付いて行ってニース行きの列車に飛び乗る。
Ventimiglia駅にすぐ列車はあったのだけど各駅なのでニースNice-Villeには遅れて着く。
乗るはずの列車はすでに出発しているのでニース駅で1時間半待ち。

20時30分、真っ暗な中、マルセイユ駅Marseille St.Charlesに到着。


駅前の大通り。


マルセイユ駅の大階段のライトアップ。


チカチカ、クルクルと色が変わります。
一瞬真っ暗になって焦るのはご愛嬌でしょうか。


しかし着いたのはいいけど、さっぱり宿が分からない。
方向音痴の虫が騒ぎます。
親切な娼婦のおネエさん(本当はおばさんだけど、親切だったから)が道を教えてくれて、宿に着く。

余談ですが、学校でマルセイユに行くと言うと、リヨンとマルセイユはギャングの町だから気をつけてね、と友達に言われかなりテンションが下がる。
しかしながらチケットと宿の手配は済んだあと。
また宿で「地球の歩き方」を読んでいると、「残念ながらマルセイユは、フランスで最も治安の悪い町のひとつ」と書いてあるのに気づき、かなりビビってしまう。


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プロフィール
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yusuke-okamura
年齢:
45
性別:
男性
誕生日:
1979/02/15
職業:
版画家
趣味:
大道芸
自己紹介:
銅版画による色彩の研究と、アートを通した心豊かな暮らしを提案するために版画を制作しています。
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