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銅版画による色彩の研究と、アートを通した心豊かな暮らしを提案するために版画を制作しています。
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前から欲しかったマップケースが手に入りました。
大きい作品の保管で困っていたのです。

中古だけど、思ったより綺麗な状態で嬉しいです。
インターネットでごそごそ探したら送料込で3万円でした。
A0判なので思っていたより相当大きくて、運送屋のおじさんも大きいですね、180kgって書いてありますよと、及び腰でしたが、中の引き出しを抜いて運びました。
多分、180kgはなかったと思います。
さすがに2階に持って上がるのは難渋しましたが、なんとかアトリエに設置できました。


その上に予定通りテーブルも付けました。
棚も有るので紙やらなんやらが置けて便利です。


これでたくさん大きい作品が作れる、、はず。

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久しぶり(多分2ヶ月ぶりぐらい)に高州へ潮干狩り。
昨日も潮干狩り客はいなくて、今日も我々を含めてわずか。
ほとんど貸し切りのような状態でノンビリできました。

ミルクイガイ、オオノガイ目当てに行ったけど、実力不足。
あとで方法を聞いたら、地面から出ている水管を探すんだそうです。
かなり経験を積まないと目利きになれなさそうだけど、修行に励もうと思う。
タイラギも少ないみたいだし、なんだか今年は低調みたいだ。

それでも後半からヒメガイが面白いように穫れだしたので、
目的をシフト。

どうやらツメタガイやニシ貝の餌になるらしく、そんな貝の周りを掘ってみるとヒメガイやアサリが出てくる。


ちょっと掘っただけで、これだけ穫れるのなら大満足。
ちなみにこの写真の中に2杯、カニがいるのです。

ふくやま美術館のワークショップが終了しました。
なんだかんだと言っても定員の15名いっぱいの参加者がいてホッとしました。

今回は「版画で遊ぼう」と題して銅版画を行いました。
銅版画と言っても本気の本気の銅版画じゃなくって、銅板を油性のもの(マーカー、クレヨンなど)やシールなどで描画した物を腐蝕して、凸凹を作ってそれを刷るというもの。
そんなに難しい理論を知る必要が何もなかったのと、絵が描けなくても作れちゃうのが善かったみたいで、小学生から大人の方まで楽しんで頂けたようです。

朝から夕方までのワークショップでしたが、結局80枚以上を刷り上げることが出来て、みんな大満足の結果となりました。


ふくやま美術館での「高橋秀 全版画」展が始まりました。

高橋秀先生が1959年〜2011年まで制作されて、現在存在が確認されている作品230点以上が一斉に勢揃い、展示されました。
小さな可愛い年賀状に使われた作品から2mを越える超大型の版画まで会場に所狭しと列んでいます。
しかし、版画なのと秀先生を良く知る谷藤学芸課長のリズムの有る展示のお陰で、油彩画のように見ていて胃が重たくなるようなことはなく、楽しみながら鑑賞することが出来ます。
すべての作品が時系列で揃ったことで、高橋秀という作家がどのように考えて、作品の展開を試みていったかが手に取るように分かります。
そして展覧会を見ていて感じたのが、制作していて楽しくって楽しくって仕方がない、作っているうちにどんどんアイデアが浮かんできているんだな、といったことです。

本展の渾身のカタログが高橋秀版画作品のレゾネとなります。
これが日本中、世界中の研究者の必携の資料となるはずです。

私がお手伝いさせて頂いていたから、というわけでは有りませんが、「高橋秀 全版画」展、めちゃくちゃ素晴らしい展覧会です。
ぜひご高覧ください。

高橋秀 全版画
会期:2011年6月17日(金)~7月24日(日)
会場:ふくやま美術館(広島県福山市)
   720-0067 福山市西町二丁目4番3号
   Tel 084-932-2345  Fax 084-932-2347









会場の写真は主催者様の許可を得て撮影、掲載しています。


ちなみに6月26日には私の担当するワークショップ「版画で遊ぼう」が行われます。
難しくなく、簡単に作れて面白い銅版画を作ってみようと思っています。
ぜひ遊びにお越しください。

明日から「子どもの絵100選」展がたまテレホールではじまります。
私たちの絵画教室アトリエGAgaで描いた絵と昨年の岡山県立美術館で開催された高橋秀展のワークショップで作成した絵が展示されます。

子ども達の描いた絵と侮る事なかれ。
自由な発想、色鮮やかな感性が弾ける絵画に、世間の常識から解き放たれて目から鱗の感動が得られるはずです。


玉島テレビ放送本社が新築移転して以来、ここのたまテレホールで展覧会が開かれるのは初めてのことになります。
実は100選といいながら、展示スペースの関係もあって100点列んでいません。
そこは北斎の富岳三十六景が実際に36点以上あるように、ご容赦いただきたい点です。
何点展示されているかは、会場に足を運んで数えてみてください。


子どもの絵100選
2011年6月11日(土)〜30日(木)
玉島テレビ放送株式会社 たまテレホール
713-8121 倉敷市玉島阿賀崎1-2-31
TEL: 086-526-7075 FAX: 086-526-7131

初日11日には18時よりオープニングパーティが開かれます。
ぜひ遠慮なく遊びにお越しください。



午前の船穂公民館の水彩画教室は恒例の百花繚乱なお花を描きました。
普段描くことの出来ない量の花束なので描く生徒さんも花の美しさを捕えようと必死で描かれていて、その熱心さにつられて思わず私も描きたくなります。


第3回の秀桜基金の受賞者の堀口華江さんの帰国後、2回目の個展が岡山の淳風会で始まりました。
初日に淳風会恒例のオープニングパーティがありましたので伺って参りました。
数々の逸話を持つ、堀口さんですがこのパーティでも見事に新たな逸話を作ってくれました。
堀口さんの人柄を反映して、様々なジャンルの人々が集結して温かいパーティでした。

今回はガラスでお茶器を作るということで、お茶碗、水指、水鉢、茶入れなどがたくさん列んでおりました。


さっそく買ったばかりのSigma dp2xの出番だと持参したものの、肝心の写真を撮ろうとする時に限って、うまくカメラが作動しない。
なにかボタンを押したらしく、マニュアルフォーカスを合わせることが出来なくなりました。
ですから、キレイなガラスを写すぞ、って思ってたのに残念。
というわけで上掲の写真は色もピントもよくなくてごめんなさい。
必要な時に役に立たないというのは、本当に持ち主の性格そのままのような気がします。
帰宅してマニュアルを読んだらすんなり、解決できました。

「菓子百花其の弐」で美味しくて綺麗なお菓子を作ってくれたのと、その制作途中の写真を戴いた(はずでしたが、、、)お礼に松涛園さんにお邪魔してきました。
本当に作っていただいたお菓子が綺麗で感動したのです。

松涛園さんは倉敷の玉島でちょっと分かりづらい所に有りますが、岡山の方でも名前を聞くほど有名な老舗の和菓子屋さんです。
特にお茶会や季節のイベントでは引っ張りだこ。

お礼に伺ったはずが、お返しにお菓子とお抹茶をご馳走になってしまいました。




二つとも残念ながら名前は分かりませんが、綺麗で上品な甘さのお菓子でした。
伝統的に残っているものはシンプルな造形の美しさがあって、生き残っていくだけの理由があるんだなぁと、妙に納得。
ご夫妻の職人魂に触れることが出来たのも嬉しいことでした。

その際伺ったのですが、菓子百花の模様が8日放送の山陽放送のVOICE21で流れるようです。

昨日の激しい雨、風が過ぎて今日は見事に晴れ渡りました。
ちょっと暑いくらい。

四国まで澄み渡ってくっきりと見えました。


こういう日は四国まで泳いで行けそうだと思います。

地面すれすれに飛ぶツバメが多い沙美のアトリエでした。

そんな中ようやく発売になりましたSigma dp2x。


最初の公式発表があってから3ヶ月、首をながーくして待った甲斐がありました。
今まで使っていた便利なカメラと全然違う。
見た目も扱い方もちょっとマニア心をくすぐります。
第一、ズーム機能なんて存在しません。

まだ焦って慌てて撮ろうとすると、上手くいきません。
じっくり取り組んでみようと思います。
でも色はとっても綺麗なので嬉しく思っています。


今日明日と開かれている菓子百花のお菓子もこんな具合。


想像していたよりも松涛園さんが美しく仕上げてくれていたので、とっても嬉しい。
評判も、まぁまぁなので、ちょっとホッとしています。
でも他の作家さんのお菓子に比べたら、なんだか平凡な感じがしました。
人気のお菓子はあっというまに完売だったそうです。
そんな菓子百花、明日日曜日の午後4時までです。

製版を3回続けて失敗しちゃって、版を3回とも潰してしまいました。
珍しいことだけど、失敗が続くとがっくりしちゃう。

それならばとイメージを変えて製版。
ようやく刷りの作業に移れました。
あまりに久しぶりすぎてクラクラしそう。



菓子百花の予告記事が山陽新聞に出ました。
昨日、搬入に伺いましたけど楽しいイベントになりそうです。

私のご縁の深い倉敷市玉島は江戸の昔には備中高梁藩の飛び地として栄えた港町でした。
その当時、玉島は京都から直接お茶の宗匠が茶道を教授しに来ていたというほど、文化の中心地であったようです。

そこにあります遊美工房で5月28日、29日の両日、「菓子百花その2」というイベントが催されます。

20名ほどの美術作家、デザイナーたちにお菓子のデザインを依頼し、そのお菓子を玉島で有名なお菓子屋の松涛園さんが制作されました。
私も依頼を受けてデザインさせて頂きました。
夏の涼しさをイメージして作ったものですが、まだ私も写真でしか見ておりませんが綺麗なものが出来たように思います。
これらのお菓子で一服のお茶を飲んでみませんか。

詳細は以下にお尋ねください。
遊美工房(玉島) 090-5378-6675
松涛園 (玉島) 086-526-7655
奈々瀬 (岡山) 086-225-2434

お菓子以外に各作家の実作品も展示されます。
私も本物のお菓子を食べれることを楽しみにしています。


花より団子ではありませんが、神戸の掬星台(星を掬う台、素晴らしいネーミング)より神戸の港をのぞむ。
神戸という街はジェノヴァにそっくりだと思うのは私だけなのでしょうか。

今朝の雨が上がった後の地を這うような霧は幻想的で綺麗でした。
谷間の霧からちらりと見えたはるか向こうの山頂は、いつも見るより高い位置にあるように感じました。


現在、高橋秀先生の全版画を集めたカタログ(レゾネ)を作成中です。
レゾネとは作家の作品すべてを図版を載せ体系的に整理し網羅したカタログのことを言います。
研究者、画商などがこのレゾネを参考に研究、売買などをします。
もちろん真贋鑑定、市場価格の決定などにも大きく作用するものです。

今回のレゾネは版画に的を絞ったものとなります。


新たに見つかった作品や、制作年、部数、技法の確認、題名のイタリア語翻訳など作業中。
私もちょっとだけお手伝いしています。


そもそものきっかけは、高橋秀先生が郷里で、1997年に大規模な個展を催したふくやま美術館に1959年から2011年まで制作された版画作品(先生が複数部所蔵していた)を200点以上寄贈することから始まりました。
そしてその寄贈された作品と、各地のコレクターから借りて来た全版画230点以上で展覧される運びとなりました。
毎年作られた年賀状(と言ってもただの年賀状ではない!)から2mを超す巨大な絵画のような版画作品までが見ることが出来ます。
タブロー作品とは違った高橋秀という作家の流れを見ることの出来る興味深い展覧会になることと思います。
同時に先ほども述べましたレゾネが発刊されます。
ご高覧、お買い上げください。

高橋秀・全版画
会期:6月17日(金)~7月24日(日)
会場:ふくやま美術館(広島県福山市)



5月14日、今年も沙美アートフェストが行われました。
7回目となってもまだまだ進行がスムーズとは言えませんでしたが、
来てくださった300名を越える参加者の皆さんは喜んでくださったようです。


前日から雨降りのことばかり気にしていましたが、
当日起きてみたら、雨はもなく天気はいいけど、ビックリの強風。
テントが飛ばないかハラハラ、キャンバスが飛ばないかハラハラ、、、。
作品を杭に貼り付けて審査をする頃には、風もおさまりほっとしました。
そんな中、1.5 x 1.5mの巨大キャンバスに子どもたちがチームを組んで描くのですが、子どもたちの自由な発想が面白い。
それと外で描くと使う色が鮮やかになるのは不思議不思議。


ちなみに翌日、翌々日はピタッと風が止んで良い天気(すこし暑かったかな)。

そしてこの会はたくさんの人たちの応援で成り立っています。
その方々にもとっても感謝。
夏までにカタログが完成する予定です。

ちなみに去年の様子をyoutubeにアップして頂いていました。

沙美アートフェスト2010 ~ (1) オープニング


沙美アートフェスト2010 ~ (2) 開会式~スタート


沙美アートフェスト2010 ~ (3) 表彰式~エンディング


倉敷の馳走屋菜乃花のマスターの訃報に接し、いろいろなことを思い出す。

旨いものを旨い時期に出してくれるマスターの料理は東京など、岡山以外の所から来たお客さんに倉敷の料理レベルの認識をぐんと引き上げてくれるものでした。
「なんや、この料理は、君たちはこんな旨いもん毎日喰っとんか」
そんなお客さんもおられました。

お店の雰囲気もマスターの人柄そのままに、初めて来たお客さんも常連さんと仲良くなって、そのまま次の店に一緒に行っちゃうケースも多数発生。

急に千葉に行かなくちゃならなくなって、参列できなかったのが残念で申し訳なく思っています。
無理を言ってお通夜の昼にご自宅に伺って、最後の対面が出来ました。
今にも動き出しそうで、「よう来たな」って言ってくれそうでした。

マスターのご冥福を心よりお祈り申し上げます。


千葉ではほとんど自由の時間はなかったのですが、
ダンディライオンさんとvintageさんにお邪魔できました。

ダンディライオンさんでは珍しいウイスキーのケルティックネイションズをいただきました。
なんだかマジックバーみたいになっていて、お店が盛り上がっていました。
vintageさんはダンディライオンさんに紹介していただいたバー。
無理を言って、グラスワインじゃないけどキャンティクラシコ・リリアーノをグラスワインにしてもらいました。その後、面白いのが在るんですよと呑んだ、ウイスキー、ロングロウのガイアバローロカスクは、なかなかにパンチがあっていい感じ。
ふたつとも面白いバーでした。


そして帰りの東京駅では出会えました、とうとう。


柳家喬太郎師匠でお馴染みの立ち食いのコロッケそば。
ウインナー天そばにはお目に掛かれなかったけど、食べることが出来て満足。
ただ、味は、、推して知るべしです。



さらにもうひとつ。


長崎の友達の送ってくれた五島うどん。
私たちの慣れ親しんだ讃岐うどんとはちがって細長い麺。
伸びやかな食感が面白い。
作り方にあった地獄炊き(豚の角煮を入れちゃう。)で戴きました。
豚の角煮が意外に麺とあご出汁と合ってなかなかに美味しかったです。


さっき食べたのには卵も入れちゃう。

ここのところ行った所の写真から。


玉島富田の桃源郷。


今年は例年に比べて1週間以上遅れての満開のようです。


山全体がピンク色に染まって僕は好きな景色の一つです。


写真を撮っていたら雨が降ってきて、あわてて車に避難。


今日は1年のうちでも最も潮位の下がる大潮だったので児島、高州へ。
結果はタイラギ2枚、ニシ貝たっぷり。


最近は花粉症がはじまってから、すっかり出不精になってしまって制作も上手く進まなくてよくないなぁ、という日々です。
展覧会にも全然出かけられなくて、申し訳ないなぁ、と思っています。
もう少し、もう少し。
今年も秀桜基金留学賞の授賞式が執り行われました。

今回は第2回の受賞者としてではなく事務局員としてのお手伝いでした。
過去の受賞者として、舞台に上がらなくて一部の方からは冷やかしもありましたが。
この賞は高橋秀・藤田桜夫妻の人柄もあって、参加される方々もほっこりとした気持ちで参加してくださるのが特徴です。
ですから受賞した3名も、こんなに沢山の人たちが自分たちを祝ってくれているということに驚いたようです。
それにありがたいことに、私以外の過去の受賞者も遊びに来て、会に花を添えてくれました。
第1回受賞者の田村さんも結婚して1才の娘ちゃんを連れて来てくれて、あらためてこの秀桜基金留学賞の優しさに触れた思いが致しました。


高橋秀・藤田桜夫妻と受賞者の市川、山江、石山さんの3名。

最近ある人から、秀先生は「1億円もだして秀桜基金とやらを作って、いったいいくら儲かるんじゃ」と聞かれたそうです。
確かに普通の人はそう考えるのが当然でしょう。
いつも秀先生はそれに対して儲かる儲からないじゃなくって、日本の未来のためにしていることなんだと力説されています。
このことを受賞者のみなさんも認識してしっかり遊んで来てくれることを期待しています。


最近撮った写真から。
携帯のカメラも進化して便利だなぁ。







陽が照ると春っぽいのだけれど朝晩はまだまだ冷えています。
おかげで僕のプレス機は冷えきったままです。
その所為か、ここのところ雁皮刷りが上手くいきません。
ところどころ台紙に引っ付かずに浮き上がっています。
初歩的な技術なんだけどいつも手間取ってしまうのが残念なのです。
なんとかして良い解決法を見つけないといけません。


神戸の個展が終わって、ホッとしたのか何日か臥せってしまっていました。
それが良くなって、ホッとしていたらとうとうやってきました。
今年の花粉はなかなか強くてビックリしています。
集中するような仕事を今はしていないので良いのだけれど、まいっちゃう。
ローマでも花粉症になったけど、薬局で錠剤を買ったらすぐに効いた。
イタリア製だからちょっと強そうな気がするけど、あれが欲しい。
マウスもそろそろ寿命みたいだし、いろいろ気にかかることがたくさんあります。


雲のある木 w-9
木口木版画 2011年
20.0 x 15.0 cm ed.30


作品を東京の版画の老舗、養精堂画廊さんが取り扱ってくれております。
とってもありがたくて、嬉しいこと。

個展も無事に終わりました。
懐かしい人もいろいろ尋ねて来てくださり、作品に共感してくださる方も多く、充実感のある展示でした。
いろんな意味で出会いのありがたさを感じた日々でした。


さらに神戸ではラッキーなことに宝物をゲットできました。


ともに1800年代の銅版画。
1mmの間に4本も5本も線が引かれている超絶技巧のエングレーヴィングの作品です。
日本の紙幣と同じ技術で、今日本で同じようなものを作れるのはお札を作っている人だけでしょう。

神戸・ギャラリーAOでの個展が始まって、2日間の在廊を終えて帰ってきました。
前後の天気を見ていると、悪い中でも絶妙のタイミングで行き来が出来たようでした。

在廊中はと言うと、雨が降ったり、雪が舞ったり、晴れ間がのぞいたりがクルクルと変わり続ける不思議な天気と寒さで、お客さんもそう参られず、のんびりとした時間を過ごせました。

カメラをされている方に私のカメラの調子を整えて頂いたり、のんびりした時間ならではのありがたさもありました。
夕方には大阪のギャラリーびー玉さんが版画家の隅野さん、絵描きの岡田さんを引き連れて来てくださり、嬉しい時間を過ごせました。

近所の骨董屋さんでは、アンティークの銅版画の話に花が咲いて、新たなご縁が出来たようでした。




会場には版画作品の色と響きあうように花を生けてみました。
より鮮やかさが際立って、暖かい空間が演出できたように思います。
会期中最後まで持たないかもしれませんので、お早めにご高覧戴けますと幸いです。


ちなみに今日は私の誕生日でして、展覧会の会期中に誕生日があるというのは、また一年制作を無事に続けていけるぞ、というおまじないのような気がして嬉しいものです。

さて
昨日今日とは確定申告作業です。
頑張って、今日中に終わらせてしまいましょう。

なぜか搬入というと荒れる。
思えば、1年前の3月のアートガーデンの個展の搬入の時も雪だった。
3月の季節外れの雪。
しかもなぜか倉敷の我が家の周りだけ真っ白に積もっていて、画廊の周りには全然降っていなかった。

さらに思い返すと、初めての個展の時。
東京だったので飛行機で向かおうとすると、空港システムの入れ替えの関係で、日本中の飛行機が飛ぶことの出来ない日がありました。
空港から慌てて引き返して、新幹線で向かった記憶があります。
結局、展示は画廊の人が展示してくれていました。

今回もあやしい気配。
明日車で作品を持って行くのだけど、無事たどり着けるか心配。

とにかく気を付けて向かうことにします。

出品予定の中から一点。


雲のある木 20
17.5 x 11.0 cm  2010年
ed.20 銅版画

今度、神戸ギャラリーAoで展覧会をさせて頂きます。
Aoさんでは2度目の個展となります。

Aoさんとは不思議な出会いがはじまりでした。
学生時代、はじめて神戸を訪れた2002年、どうせ行くならと月刊ギャラリーでアートスポットを調べました。
まるで導かれるようめくったその雑誌のページにあったのがAoさんの広告でした。
方向音痴の私がなぜかスムーズに辿り着いたのは、コンクリートの壁に木の床のまだ出来たばかりの素晴らしい空間でした。
一目で気に入ったのですが、展示が出来るなんて思いもせず月日は流れて、2006年。
加計美術館で行われた博士課程修了の個展の案内を送くったのがご縁で、倉敷まで駆けつけてくださり、一回り展示を眺めたあと、「うちでやる?」と言ってくださいました。
その後ありがたいことにいろいろな場面でサポートしてくれています。


岡村勇佑展《雲のある木2011》
会場:〒650-0003 神戸市中央区山本通5丁目1-8
TEL&FAX:078-341-5399
会期:2011年2月12日(月)~2月23日(水) 
12:00-18:00



色彩銅版画30点を出品予定です。
2011年のギャラリーAoは私の個展で幕開けということで、華やかな展示になる予定です。
ご近所の方はご高覧ください。

仕事場にテーブルを作りました。
今まではDIYの作業台の上にベニヤをのっけていました。
今回アングルを組んで、補強のために棚を作って、今までのベニヤを乗っけたのでなかなか使い勝手もそこそこでいい。
棚に今まで床にどーんと置いて邪魔になっていた大きな紙を入れることが出来たので、スペース的にも大助かり。
なんで今まで気付かなかったのだろう。



今日は午後からエッチング講座だったので福山へ。
とうとう、とうとう使い始めました。


メゾチントの目立てをする機械、こんなん普通持ってる所ありませんよ。
みんな使いたくても、高くて場所をとるのでなかなか個人では買えないこの機械。
折角なのでしっかり使わせてもらおうと思っています。
ちなみに美術館開館以来、20年ぶりに動かしたみたいです。
ちょっと感動ものでした。

おめでとうございます、という間もなく新年も7日になろうとしています。
あいかわらず今年もスローなペースで申し訳なく思います。

今年の正月も家から出るわけでなくずっと制作してるか寝てるか食べてるかの変わらない毎日でした。
そんななか衝動買いのように本を買っています。

・加納光於《フィロゾーマ》2003 カタログ
・版画芸術20冊
・日和崎尊夫と鑿の会展 カタログ
・蜷川実花展 カタログ
・雑誌 みづゑ
・ピラネージ版画展2008 カタログ
・Box Art展 カタログ
・間 - 20年後の帰還展 カタログ
・没後25年 有元利夫展 カタログ
・版画の技法と表現 改訂版
・黙示録 -デューラー / ルドン展 カタログ
・銅版画の地平II 展 カタログ
・詩と音楽の洪水


(デジカメがないので写真のクオリティに問題有りです。
やっぱり必要かなぁ、その前に腕かな。)

ずらずらっと、届いています。
ちょっと多かったかなぁと反省。
でも必要なものもあるので仕方ありません。
本棚が足りなくなるのには困り者です。
今年は頑張ってお金を貯めて本棚を買わないといけないようです。

肝心の制作は、多分明日には木口木版の製版が終わって刷りに取りかかれるはずです。
17日からのグループ展は大丈夫だろうけど、
ちょっとペースを上げないと、2月の神戸の個展に間に合うか不安です。

前述した高橋秀展も盛況のうちに終わってホッとしています。

何かのきっかけで岡本太郎のことを考えていて、岡本太郎という人間とか思想は次の世代に影響を与えたのだろうけど、作品として次の世代の制作者への影響が全く見えないように思う。
これはどういうことなのか。
そういうことが繋がって、岡本太郎とイタリア、未来派との関係が気になって来た今日この頃です。

さて年賀状もなんとか投函できて、ようやく制作に集中でき始めています。
今年も頑張って300枚刷りました。


岡山のCafe Zさんでは送られた年賀状による大年賀状展(1/19〜)が開かれます。
おいしいランチを一緒にどうぞ。

ついでにおしらせです。
来年の新春の展覧会の予定は、

秀 art studio による新春寿展
2011年1月17日(月)~
淳風会健康管理センター / 岡山

第3回絵本を作る展
2011年1月25日(火)〜1月30日(日)
ギャラリーびー玉 / 大阪

個展 岡村勇佑版画展
2011年2月12日(土)〜2月24日(水)
ギャラリーAO / 神戸

他にもありますが、日にちが近付きますと案内致します。
遊びにお越し頂けますと嬉しく思います。

今は淳風会、新春寿展に向けて木口木版画の制作中です。
木口木版でご飯を食べている人たちによると、
1ミリの間に3本線を引くところから始まるみたいですが、そのペースで彫り進めていくと彫っても彫っても進まないような気がしていて、なんだか焦ってしまいます。
まだまだ綺麗にはいきませんが、なんとなく面白くなってきました。



今年もつたないブログをご高覧くださいましてありがとうございました。
来年もポツポツとですが更新して参りたいと思っています。
またお目にかかれますと幸いです。
素晴らしき年をお迎えされますように。

倉敷、工房ikukoさんでの高橋秀展がオープン致しました。

高橋秀展
会場:工房ikuko
   岡山県倉敷市中央1-12-9
   086-427-0067
会期:2010年12月15日(水)→12月26日(日)会期中無休
   午前10時~午後6時(最終日は午後5時まで)

アートを通じてお洒落な生活を提案する工房ikukoさんで高橋秀先生の作品をどう見せるか興味津々でした。
1974年の作品から最新作まで、版画、タブロー50点、モニュメントマケット11点の当初思っていたよりも、はるかに大規模な展覧会となりました。
その甲斐もあって、1階の軽やかで華やかな空間と2階の落ち着いた緊張感のある空間との差が面白く見応えのある空間となりました。
今回のために作った新作版画5点もひじょうに格好良く鎮座しています。

ということで昨日はオープニングパーティがありました。
会場に溢れんばかりにたくさんのお客様がお越しになって、大にぎわいでした。
ついつい私も有らぬことを口走ってしまったりしましたが、皆さん本当に喜んでくださいました。
2次会も入れ替わり立ち替わりでいろんな方々が盛り上げてくださり、結局ひとりで5次会までしてしまいました。





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プロフィール
HN:
yusuke-okamura
年齢:
45
性別:
男性
誕生日:
1979/02/15
職業:
版画家
趣味:
大道芸
自己紹介:
銅版画による色彩の研究と、アートを通した心豊かな暮らしを提案するために版画を制作しています。
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