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銅版画による色彩の研究と、アートを通した心豊かな暮らしを提案するために版画を制作しています。
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1ヶ月半という長期間の淳風会での展覧会も終わりました。
私はあまり会場に居ることは出来ませんでしたが、作品が展示されているということは我が子が旅に出ているようなもので、なんとなくハラハラと気になるものでした。
その間には大阪での3人展もあったりして、おもしろい、教わることの多い1月でした。
沢山の方々に助けて頂きました。
ご多忙の中、お越しくださり、作品を持ってくださった方々には感謝しています。

会場写真です。
撮影が上手くいかなくて、なんども撮りにいった結果、ようやくギリギリに写真が上がってきました。
今回はフィルムで撮ったので、デジカメって便利だなぁ、と思う瞬間でもあります。












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大阪での3人展に行って来た報告は写真が上がってきた後日、ということで、先日、知人の方に結婚式の記念にと引出物の版画を作らせていただきました。

めでたい花束を意識して、幸せが周りに広がっていくようにとのイメージで制作しました。
丁度、時期的に展覧会なども重なって、銅版画作って、木口木版画作って、銅版画作ってと制作の忙しさもピークでしたが、そういう時だからこそ、良い緊張感で気持ちもノッて制作できました。
納品して、箱を開いて見て頂いた途端にワッと喜んで頂けると作者冥利に尽きます。

このような機会は制作者、美術作家ということで直接社会に関わっていくことのできる、ありがたいことでもあると改めて実感した日でした。



「花の祭り」 13.5 x 10.2 cm 2010年 銅版画 ed.70

周りの花などの小物は別です。


デジタルカメラが壊れてて使えるのがpentax67だけというのも、難渋している今日この頃です。
そろそろ良いのが欲しいなぁ、ということで物色中。
今の所、最有力はSigma dp1s、懐がなかなかに問題ですが。

淳風会での展覧会も会期中ですが、19日より大阪のギャラリーびー玉さんで3人展をさせていただきます。

今回は「蔵書票と木版画」ということで、木口木版画の新作11点と大きめの銅版画の作品を出品致します。
かわいいサイズの蔵書票も5点制作しました。
初めてお目にかかれる2人と展覧会できるとあって、今からワクワクしています。
19、20日と在廊致しますので、ぜひ遊びにお越ししいただけますと幸いです。


蔵書票と木版画3人展 
岡村勇佑/住田裕見/隅野尚人

会場:〒530-0038 大阪市北区紅梅町2-6 昭和ビル206号室
電話:06-6881-2818
会期:2010年10月19日(火)~10月27日(水) 
火~金 13:00~20:00  土・日・最終 13:00~18:00 
*25日(月)休み 

詳細はギャラリーびー玉さんhttp://www2.odn.ne.jp/bi-damas/をご覧ください。



先日は高橋秀先生の巨大な作品の展示のお手伝いに川崎医療福祉大学に。
何度来ても素晴らしい施設と広い空間のある大学で、自分の育った大学と比べると雲泥の差。
まったくもってうらやましい。

今回は秀先生の2m x 6mという超大作「日月図=黄丹の天」を川崎学園40周年を記念して展示されるもの。
150cm幅のパネルが4枚連結されて一枚の絵になっています。


秀先生も初めて使ったというオレンジ色が若者の集う大学という場所に映えていました。

また同時に大学と向いの川崎医科大学付属病院の庭2カ所にも大モニュメントが設置されています。


これは岡山県立美術館での展覧会の時に玄関に置かれていた上昇という作品。
正直、県立美術館の無機質な空間に置かれるより、緑の芝生が映りこんでここの方がより美しく見えます。

24日は除幕式があるそうで、皆さんの目に触れていただけることが楽しみです。

展覧会が始まりました。
今日は淳風会さんが立派なパーティを催してくださいました。

沢山のお客さんが来てくださって、一緒に展覧会を作っていっている感じがとても面白かったです。
たっぷりワインをいただいて、今日もご機嫌です。
ほんとうに淳風会、お客さん、いろんな方々に感謝しております。

ということで取り急ぎ会場写真でも



余談ですが、
ちょうど1年前の今日、今頃はローマから日本に帰ってくる飛行機の中でした。
なんだか淋しくて、でも未来に向かっている感じがしたものでした。

岡山・淳風会での個展の展示を本日して来ました。
2人がかりで3時間のちょっとハードなスケジュールでしたけど、
なんとかまとめられたのではないかと思います。

2008年〜10年制作の「音連れの庭」のシリーズ14点と今回新たに作った「雲のある木」のシリーズ42点、あわせて56点の展示となりました。
といっても小品中心の展示です。

今回新たな展示方法を試みてみました。
この方法で1月半の長期間の展示が何事もなく終えられると良いのですが。

作家という物は不思議なもので、展示が終わって、オープニングパーティをして展覧会が始まってしまうと、もう次の制作、展覧会のことで頭がいっぱいになってしまうのです。
ということで、次の制作に取りかからないといけません。
次は大阪・ギャラリーびー玉での展示です。
ここでの展示は木口木版画による蔵書票の出品です。

展示は終わったので、DMなどでは24日(金)からの開始となっていますが21日(火)から作品を見ることが可能です。
また27日(月)にはオープニングパーティをしていただけます。
どなたでもワインを飲みに、遊びにお越しください。


会場写真を撮る時間がなかったので、出品作の一つから。


雲のある木 27
2010年 10.0 x 10.0 cm
銅版画(エッチング、シンコレ)

この度、岡山市の淳風会におきまして個展を開催致します。
小品の新作銅版画を中心に50点程度出品予定です。

今までの「音連れの庭から」シリーズを掘り進め、
木の中から湧き出てくる雲をイメージして制作しました。
ひたすらエッチングで球を描いています。

9月27日(月)にはオープニングパーティを開催致します。
お時間がございましたら、足を運んでいただけますと嬉しく思います。


岡村勇佑版画展《雲のある木》
2010年9月24日(金)~11月6日(土)
淳風会健康管理センター / 岡山
〒700-0913 岡山市北区大供2-3-1



私が第2回目を戴きました第5回秀桜基金留学賞の公募がはじまります。
公募期間は2010年9月1日〜10月31日までです。


「秀桜基金留学賞」は2005年に美術作家・高橋 秀、コラージュ作家・藤田 桜 夫妻の資金提供によって設立されました。高橋・藤田の両人は、41年にわたる海外生活を通じて、外から日本を見つめ続けてきました。日本を想う心は、国内にいる者以上に深かったと言えます。そこで、日本の未来を担う若者たちへの一助にと「秀桜基金留学賞」を設け、健やかな日本の未来を築くために若い同志を募ります。

授賞者には留学資金として300万円を授与いたします。


詳しくは 秀桜基金のホームページをご覧ください。


この賞の特徴としては普通の留学関連の賞は、定期的に報告をしなければならない、使い方が限定されている、制作をして結果を出さなければならない、など制約がある物が多いのですが、この秀桜基金留学賞に関しては制約が一切ありません。
その自由度は私のブログや佐藤朋子さんのブログをご覧戴ければ分かると思います。


多くの方の応募を期待致します。

なかなかブログの更新もままならずに申し訳ない日々です。。

ありがたいことに着々といろんな企画が進行中です。
報告できるのもあり、まだまだのもあり。
目下のところ、9月の個展、グループ展に向けての制作に集中しております。
とはいえ、連日の猛暑で脳も身体もバテ気味です。
まるで連日の猛暑の合間を縫って制作しているようです。

そんな中、ふくやま美術館の500万人目の来館者を祝した記念品に私の版画を使っていただきました。
当日来られた500万人目の方に贈呈されました。
(以下の記事をご覧ください。)

http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000001008050004

22年で500万人、年間25万人前後という計算になるようです。
ちなみに使っていただいた作品はこちらになります。
なにはともあれ、おめでとうございます。

このふくやま美術館では10月より昨年度に引き続きエッチング講座も開講致します。

木口木版を刷るのに、ちょっとだけ良いばれんを買って使ってみています。

今まで使っていたのは、なんと酷い道具を使っていたのかと驚きました。
ばれんが紙と版木にピタッと吸い付いたように動きます。
使っていて気持ち良い、そういう感じです。
そんなに高くない物でそうなら、本ばれん(ナント10万円以上)ならどうなんだろうと心魅かれます。
それよりも作ったらどうだろう、ということでこの本も買ってみました。
一冊まるまる"ばれん"の本


今使っている甲芯バレンと、ばれんの本。
この本「ばれん-本ばれんの製法と使い方」は名著だと思います。
著者の後藤さんと編集の岡部さんのバレン、版画に掛ける愛情が良く伝わってきます。
岡部さんと言えば、先年出版された「版画」も素晴らしい本でした。


ついでですが、HPの方にnews、worksなどを更新致しました。

今までずーっと、前回の展覧会の時に作った作品の刷りをしていまして、最近になってようやく新しい作品の制作に取りかかれるようになりました。

情けないことに、いったん発表してしまうと、もう心は次の作品制作に移ってしまっているので、その作品のエディションを制作した時に刷り切ってしまわないと、だんだんめんどくさくなって、、、テンションも下がって、、、色も分からなくなって、、、(でもそんな時に注文が入ってしまったり)とダラダラ時間が過ぎていってしまう悪循環。

それでもそろそろ新作の制作に移らないと間に合わないということもあり、重い腰と寝ぼけた頭を揺り動かし、大慌てで刷り作業を行いました。
一段落してから、一段落してから、と思っていたアトリエを片付けも出来ました。

今制作しているのは大阪の画廊さんから頼まれている蔵書票。
EXLIBRISという物です。
今回は木口木版画での制作。
9月の展覧会で発表できる予定です。



東京に行った時に友達に連れて行ってもらったイルギオットーネ丸の内

この前にアンティパストで生ハム屋さんに連れて行ってもらったのであっさりと。
メニュー名は時間が経ってしまったのでうろ覚えですが。


マグロと茄子のカルパッチョ。
リコッタチーズとキャビアがマグロと茄子の甘みと旨味を引き出して感激。


ラグーのタリアテッレだったかなぁ。


リゾット。
パルミジャーノ・レッジャーノの中で絡まっております。


お皿にのっけて、生ハムが乗っかります。
見目麗しい一品。


デザートにチョコレートとピスタキオのジェラート。
お腹いっぱいだったけど、デザートにピスタキオのジェラートがあると聞いては頼まずにいられない。

ローマではたらふく食べたピスタキオのジェラートをなつかしく思い出します。
スタッフさんがわがままなお願いに対して素晴らしいサーヴィスで応えてくれました。
おかげですっかり酔っぱらってしまいました。
東京ってのはお洒落で旨いお店があるんだなぁと感心。
でも、その分ええ値でした。

先日、東京に行って仕入れて来た画材が届きました。
主に木口木版の版木ですが。

さて東京に行ったのは、もう何年ぶりでしょうか。
思い出せもしません。
初めて行ったのは2002年末頃だったのでしょうか。
先輩の展覧会にお邪魔するためでした。
2003年春は自分の展覧会をするための2度目の上京でした。
その際、交通量、人の多さに圧倒されてしまい、さらにはスモッグで花粉症になりました。
それ以来、東京の町を歩くのはなんとなくトラウマになってしまいました。

今回も戦々恐々で東京に向かったのですが、なんだか拍子抜け。
自分の思っていた超ハイパーなイメージではなかったのです。
それは1年間住んだローマ、そしてヴェネチアという街が尋常でない雰囲気(もちろんポジティブ)な場所だったからでしょうか、なんだか東京が普通の街に見えてしまいました。
そのお陰で街をまっすぐ歩け、日本語で店員さんとお喋りすることが出来たのだと思います。
(まったく今までどういうイメージだったんだと、自分でも思いますが、、、それぐらいビビっていたのです。)


話は戻って、いつも通販でお世話になるウッドライクマツムラさんへお邪魔してきました。
倉庫のような所に沢山の材料がありました。
欲しいものばかりで目移りして困ります。
版木も最近は良いものが少なくてね、といいながらもたくさん出して来てくれます。
僕が欲しいのは変な形の物ばかりなので、変わってるねといわれながら親切に応対してくれました。
ビュランも欲しい、バレンも欲しい、アレもコレもとわがままを言いましたが、遠くから来たから負けておくよ、とずいぶんサービスしてくれました。
感謝感激です。


一部は別の所で入手した物もありますが、このような材料が手に入りました。
材料があるだけで嬉しくって、ずっと眺めているのです。
そして我が家には地元の材木屋さんが譲ってくれた素晴らしい椿の一木も眠っています。

9月は岡山と大阪と同じ頃の展示になりそうです。
これらの木を使って作品を作れたらと思っている今日この頃です。

先日、知り合いの方に版画を記念品に使いたいとお話がありました。

それで作ったのがこちら。


「オーロラの肖像」
銅版画(エッチング、ディープエッチング、シンコレ)
11.5 x 7.0 cm
ed.220

制作の際、気にしたのがどのようにして版を潰さないように刷るかということでした。
版が凹凸のある銅の板のため、プレス機の圧によっては延展され潰れてしまい、刷り上がりがだんだん薄くなるということがあります。
通常でしたらメッキ加工をして版を強くするのですが、いつも依頼していた工場は数年前に閉じてしまいました。
(日本で1軒しかありませんでした)
そのため版をメッキ加工することが出来ない状態で、200を越えるエディションを刷り切ることが出来るかと言うのが今回の大きな課題でした。
その対策としてエッチングを主な技法に使って、刷り圧を少しずつ強めていきながら、1週間ほどかけて製版、試し刷りを繰り返し300枚近く刷り上げました。
結果として最初と最後の刷り上がりの差もほとんど分からないような出来となりました。
色もかわいい色を使ったので、依頼主の方にも喜んでもらえたようで、嬉しく思いました。

最近の釣果より。
ここのところ高州のタイラギ穫りにハマっております。

最近分かってきたことをつらつらと。
素人の書くことなので、間違いもあるかもしれませんがご容赦を。

高州にはタイラギとよく似た貝のハボウキガイがいます。
海中にぐさっと突き刺さっています。
よくタイラギと間違えてしまいます。


左がハボウキガイ、右がタイラギ。
ハボウキガイは細長くて貝の表面がツルツルしています。
タイラギはごっつくて表面にトゲトゲがあって、触ると痛いです。

そして肝心の貝柱はというと


だんぜん右のタイラギの方が大きいです。
そして美味しいです。
(もちろんハボウキガイも食べられますし、決して不味くはありません)

しかしやっかいなことにタイラギに比べてハボウキガイは大量にいるのです。
その大量にいるハボウキガイの中からタイラギを見つけ出すには、とにかく根気よく探すしかないと思います。
コツはあるのかもしれませんが。
そんななかで気がついたことといえば、
海中を足をひこずるように歩くとゴツンと当たるものがある。
(高州には石などはないので足に当たったものはかなりの確率で貝系です。)
そして触ってみると海中にとがったお皿のようなものが突き刺さっている。
表面がツルツルならハボウキガイ、トゲトゲならタイラギ。
慣れて一々かがんで触るのが嫌だと言う人は足の腹で表面をこすってみるとよくわかる。
それが目当てのものなら、貝のなるべく根元を持って、一気に大根を引き抜くように貝を引き抜く。
(腰を痛めないように。)
きっとプロはもっと素晴らしい方法があるのだろうけど、今の所僕が気を付けていることはこのようなことです。

とりいそぎ。

昨日は岡山市北区野田の平松歯科医院まで作品の納品、展示に伺ってきました。

知人の方よりのご紹介で、作品を新規開業のプレゼントにしたいと言うことで、ご依頼をいただきました。
前もって医院に実際に作品を持って行って、選んでいただきました。

それで選ばれたのが3枚の絵。


待合室に緑色の大きめの作品。


トイレには紫色の作品。


診察室には黄色。

ポイントとしては、患者さんを興奮させないように、なおかつ明るいイメージでというセレクトのようでした。
ひじょうに清潔感のある空間で、すてきな環境作りのお手伝いが出来たと思います。

普段、自分の作品が展示されているのはプライベート空間だったりするので、なかなか目にすることがありませんが、このように展示まで立ち会わせていただくと作品と環境をセットで見ることが出来て面白いです。
作品は展示する環境によって、見え方が変わってくるので、ある意味一期一会とも言えます。
それは画廊に展示していても、そのときどきの光の具合によっても見え方は変わってきます。
今回もそんなことを思いながら、展示させてもらいました。



が始まりました。
先日手始めとして、倉敷市児島の高洲というところへ。
ここは干潮時の前後3時間だけ海の中にぽっこり干潟が現れるという幻の場所。


児島の王子が岳と言う所にあるのですが、船着き場から後ろを眺めると、すぐに険しい王子が岳、鷲羽山の岩山。
近所には分かり難いけどメチャ美味しいと有名なうどん屋があります。


高洲まではからこと丸という船で5分ちょっと。
船長のおじちゃんが、今ならどこらへんで、こんなのが取れるよとアドバイスをくれます。
ちなみにその日は、天気が悪いから潮の引きが悪いからあんまり取れんよ、どうせなら、明日お出でぇ、とアドバイスでしたが。


こんな感じで干潟が出現。
この段階で干潮まで1時間半前。

この日は事前にタイラギ狙いで行っていたので、どの辺りに多いと言う情報を得て作業開始。
足を擦り気味に歩いていると、ゴンと当たるものがあり、その辺りを探すとタイラギがグサっと地面に刺さっている。
それを引き抜くのだけど、けっこう重労働。
しっかり埋まった大根を引き抜くがごとく。
こんなに大変だとは思っていなかったけど、なんとか慣れと意地で引き抜く。
(次の日は筋肉痛で腕と背中が痛い。)


ふと気がつくと潮がぴたっと止まって、あたりは幻想的な雰囲気。
このまま向こうの島まで歩いて渡っていけそうな気さえします。
そうこうしていると、からこと丸がまた迎えに来てくれます。

結果として2人がかりで3時間みっちり作業して


タイラギ、ハボウキガイ、赤ニシガイ、ツメタ貝、ヒメ貝など60個以上の釣果がありました。
実際後半は、あまりに穫れるのでバケツに入りきらなくなってきたので、足に当たる中から大きそうなのだけを選んでポツポツ穫っているような感じでした。

これもまたハマりそうな楽しい体験でした。
なにより、穫れたてで美味しいのがお酒も進んで一番嬉しいのです。

展覧会が終わって、刷りきれていなかった作品の追い刷り作業の日々です。
といってもほとんどの作品が刷れていなかったので、集中力とスピードアップで
乗り切らないといけません。



そんな中、いろいろな人にお会いさせて頂く機会があり、
その度にありがたい話を頂いて、次へ扉が開けてきました。
すべてありがたい縁の賜物です。
ひとつひとつ丁寧な仕事を心掛けないといけません。
うまくいくと関西の方でも発表できそうです。
それも、かねがね興味のあった製本、蔵書票と版画が
いい感じでリンクしていきそうなので、かなり嬉しい展開です。
今までコツコツとしてきたことが、予想外の方向から結びついてきたのは
まことに不思議な感じ。
(神様ってやっぱり見ているのかなぁ、って思ったり)


さて今日は仕事と仕事の合間にお花見をしてきました。
といってもパッと通り過ぎる程度ですが。
世間のお花見と言えば桜の花ですが、
私の仕事場のある玉島は桃の産地ということで、
近所には桃畑の山があります。
ちょうど、今が満開、最盛期ということでまさに桃源郷。
ここはちょっとお勧めの場所です。





お越し頂いたり、応援してくださった皆様のお陰で
無事に展覧会を終えることが出来ました。
それなりに好評を頂けたのではないかと思っています。
感謝しています。
これからはしばらく、まだ刷り終わっていない版画の刷りに追われます。

会期中、ビデオカメラを借りて会場の映像を撮ってみました。
初めて撮ったけど、なかなか手に余って居ります。
でもなんだか面白いなぁ、とも思ってしまいました。



大雑把、グラグラの画面ですが、ご容赦を。

今回の個展が2年ぶりの開催と言うことで、次々と懐かしい顔ぶれに出会えて楽しい日々です。

昨日は地元の山陽新聞の文化欄に取り上げて頂いたり、ちょこっとRSKラジオに出演させて頂いたりしました。

さまざまなお客様と話をしていると、私の絵を通して鑑賞者自身の思い出であったり、心の中にある風景であったり、なんらかの物語を私に話してくれます。
つまりは私の絵をきっかけとして自分自身と対話しているのだと思います。
そういう景色の中で私の絵画が上手い具合に昇華されていることがあります。
その瞬間は私自身もハッと嬉しくなる時があります。

今回の展覧会は、このような想いに出会えることの多い展覧会です。
はやくもあと3日、なるべく会場に居ますので、足をお運びください。



展覧会が始まりました。
それなりに好評の様でホッとしています。

初日の昨日はオープニングパーティがあり、多くのお客様に来て頂き楽しい時を過ごすことが出来ました。
またパーティ中は朝田恵利さんのご好意で、ずっとピアノを演奏してくださるというありがたい出来事もありました。
もしかしたら、来られたお客様には絵より音楽の方が印象に残ったかもしれません、

それにしても同じ作品でもアトリエで見るのと画廊で見るのとは印象が変わって、その作品の別の面を見られることがあって、一人楽しんでいます。
それが次の作品を作る動機になったりもします。

大体土曜日、日曜日は画廊に居る予定ですので、遊びにいらしてください。


展覧会関連の出演情報(事後報告含む)です。
本日3月11日ですが地元のケーブルテレビ局oniビジョン、アンクル岩根のギャラリー情報に出演致しました。
明日、3月12日9時40分頃よりFMくらしき(82.8MHz)に出演致します。オープニングパーティでもピアノを弾いてくださった朝田さんにお誘いいただいて、「わくわくフライデー」に出演致します。
3月21日正午12時〜12時30分テレビせとうち「高橋秀特集」の中で少しだけ出演致します。


展示風景その1です。

展覧会のご案内を致します。

岡村勇佑版画展
《音連れの庭から 2010》
2010年3月10日(水)~22日(月・祝)
アートガーデン
〒700-0031 岡山市北区富町1-8-6

岡山市のアートガーデンでは2度目、帰国後としては初の個展をさせて頂きます。
初日、夕方5時半よりオープニングパーティがございます。
ぜひお越し頂けましたら幸いです。

また同時期に私の師であります高橋秀先生の展覧会も
岡山県立美術館で開催されています。
あわせてご覧ください。
悠久への回帰ー高橋秀展



随分急ですが、明日の朝、1月15日9時40分頃よりFMくらしき(82.8MHz)に出ます。
いつも仲良くしていただいているパーソナリティの朝田さんにお誘いいただいて、「わくわくフライデー」に出演致します。
昨日から始まった、岡山・淳風会での展覧会やイタリアの話をさせていただく予定です。
今からドキドキしていますが、聞くことの出来る地域の方はお聞きいただけますと幸いです。

順風会での新春寿展が13日より始まります。
土曜日が搬入でした。
今回は全員版画集を作っての発表です。

もともと、帰国してから版画集を作るつもりだったので丁度良いタイミングになりました。
私にとって版画集を作るということは、常にシリーズで作品を作っているので自然な流れ。
そして普段は1点、1点で独立して見られる作品が、集まり版画集となったとたんにまた別の物へと変わっていくのがひじょうに面白いと思っています。
作品と作品がそれぞれの引力を持って、互いに関係が成立する。
これは版画ならではのことだと思っています。

積極的に版画集という形式で作品を発表することは、重要なことだと考えています。


展示風景はこのようになりました。

さて肝心の版画集の詳細はまた後日。


あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。

僕はあまりゲン担ぎをする方ではありませんが、
新年を迎える時は、いつも制作するようにしています。
高校生のときからだからもう10年以上続けています。
(去年はローマ・サンピエトロ広場で迎えたので、出来ませんでしたが。)

たいした意味はありませんが、なんだか新年0時を迎えるときに、筆を握っていると
今年1年筆を折らずに、制作を続けていけるんじゃないかというささやかな願いです。

そういう願いを持って、今年も制作三昧の楽しい一年となるよう頑張ります。




それから話は変わって、業務連絡みたいですが、
年末から銅版の腐蝕にエジンバラエッチ液という物を使ってみました。
エジンバラエッチ液は普段使っている塩化第2鉄にクエン酸を混ぜるだけで、塩化第2鉄を使用した時に出る銅クズを中和して何も出なくなると言う優れものだそうです。
噂通りまったく銅クズが出ず、版面を上向きに腐蝕させることが出来、バットも汚れないと素晴らしいずくめでした。
しかし、極端に腐蝕速度が遅く、いつまでたってもラチがあきません。
ということでさっきから、塩化第2鉄に切り替えて腐蝕をしています。
今の所、思ったような腐蝕が出来ていて、僕には合っているようです。

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プロフィール
HN:
yusuke-okamura
年齢:
45
性別:
男性
誕生日:
1979/02/15
職業:
版画家
趣味:
大道芸
自己紹介:
銅版画による色彩の研究と、アートを通した心豊かな暮らしを提案するために版画を制作しています。
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